まいにち、やさしさと。

妊活・不妊治療中のアラフォー女性「てみ」の、体と心にやさしい暮らしについてのあれこれ日記。

妊活と目の疲れに効くという、不思議な漢方薬のこと。

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漢方薬って面白い、と思うのは、一見まったく関係のなさそうないくつかの症状に対して、同じ薬が処方されることがあること。そういう魅力にハマって、1年ほどドップリと漢方の勉強をしてたことがあります。

小難しいことは、大半もう覚えていません。が、昨日出してもらったお薬は、そんな面白さを思い出させてくれました。それは、杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)。妊活と目の疲れに効く、というのです。なんて素敵。でも、なぜ?

妊活の漢方薬が、かすみ目の薬?

杞菊地黄丸は、ネットで「妊活 漢方」などと検索すると、けっこう出てくるお薬なので、妊活中の方はもしかしたら聞いたことがあるかもしれません。

でもこれ、お薬のパッケージの効能欄には、

  • かすみ目
  • つかれ目
  • 視力低下

…などと書いてあります。わたしの手元にあるのはイスクラさん(←漢方薬の会社)のものですが、効能のところに妊娠に関係ありそうなことは、ひとつもありません。

おや不思議?という感じですが、ざっくりと種あかしをしてみましょう。

ベースは「腎」を強化する薬

ざっくりといっても、なにせ漢方は中国の伝統医学の話、ややマニアックになることをお許しください。と、前置きしつつ。

杞菊地黄丸は、六味地黄丸というお薬に、クコシ&キクカという目に良い生薬をプラスしてできた漢方薬。

六味地黄丸、というのは、中医学でいうところの「腎」という体のパーツを補強する働きがあるんですが、その「腎」には、いわゆる腎臓だけでなく、生殖機能も含まれます。

なので、腎が弱いと妊娠しにくい、という考え方をします。ちなみに、腎は年齢とともに自然と弱っていくものなので、やはり妊娠するチカラというのも、年とともにおとろえます。

目に良い生薬がなぜそこに加わったのか?

じゃあ、なんで目に良い生薬であるクコシとキクカが加わって、杞菊地黄丸というのができたのか?というと。

さっき、「腎」というパーツのことに触れましたが、この「腎」と深く結びついているのが「肝」という別のパーツ。これは、肝臓も含みますが、血液をたくわえる機能があって、その血液を多く必要とするもののひとつが、目。なので、目も「肝」に含まれます。

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ややこしいですけど、それで、腎さんが弱ると肝さんも弱る、というようなことが起こるんですな。40歳過ぎての老眼とか、さらに高齢になり目が悪くなるというのは、腎のおとろえに関係しているそうな。

それで、「腎が弱まることによる目のおとろえを改善する」というのが、杞菊地黄丸、というわけです。

でもどうして妊活に使われるの?

クコシとキクカという目に良い生薬は、「肝」の機能を助ける働きがあります。特に、肝って高ぶりやすい性格で、肝が高ぶって乱れることは、西洋医学でいう自律神経の乱れと関わるのですが、キクカは肝の高ぶりを落ち着けるんだそうな。

ストレスが強いと、基礎体温がガタガタになるとか、排卵したりしなかったりとか、そういうことがあるけど、これも自律神経が乱れてることが影響している。それを、キクカが落ち着けてくれる、と考えられているようです。

漢方の先生いわく、杞菊地黄丸を3か月くらい飲んでた患者さんは、ガタガタだった低温期がキレイに安定したのだそう。

 

長くなってきたので、次回にもうちょっと続きを書こうと思います(多分)。